収益性分析 (2)取引収益性とは

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取引収益性とは、取引についての採算性、売上と利益のバランスを示す指標です。

売上高経常利益率

一般的に取引収益性の収益には、企業の営業活動と財務活動から毎期発生する収益を用います。

営業活動と財務活動

営業活動とは、会社(事業)が行っている、いわゆる”本業”に該当します。

財務活動とは、事業活動を行うための借入や売上で得た現金を他に貸し付けることや、株などの投資をイメージして頂ければいいと思います。損益計算書上は、支払利息や受取利息、受取配当金などが財務活動をおこなうことによって生じるものとなります。

経常利益と売上のバランスが取引収益性

従いまして、営業活動と財務活動から生じる収益といえば、経常利益となり、経常利益と売上とのバランを示す売上高経常利益率が取引収益性の指標となります。

売上高経常利益率=(経常利益/売上高)×100

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高い方が良いか?低い方が良いか?

 もちろん、利益率が高い方が良いですが、他の数値同様、前年比較や同業他社比較によって、自社独自の適正数値を把握していくことが重要です。

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