法人成りについて、よくご質問を頂きます。資本金の最低金額の制限がなくなって1円でも設立できるようになった法人成りですが、どのような法的ステップを踏むのでしょうか?
法人成りのステップ
法人成りのステップは、まさに「ホップ」・「ステップ」・「ジャンプ」です。
「ホップ」
ホップでは、まず定款を作成していきます。
定款とは、設立する法人の名称や事業内容・本社の所在地などの根本的なルールを定めて記載したものであり、会社にとっての法律のようなものです。
費用は、自分で作れば勿論無料ですが、司法書士等の専門家に作成を依頼した場合、その作成手数料が必要となってきます。
「ステップ」
ステップでは、ホップで作った定款を公証役場にて認証してもらいます。
定款認証は、定款の内容等が会社法その他の法令に違反していないかどうかについて、公証役場にて公証人に審査してもらうことを言います。
費用は、定款認証が5万円、定款に貼りつける印紙代が4万円の合計9万円です。ただ、電子定款にすることにより印紙代4万円は0にすることが出来ます。
「ジャンプ」
定款認証が終わったら、法務局で設立登記を行って、法人設立作業は完了となります。
費用は、登録免許税を支払いが必要となります。金額は、資本金の額に0.7%を掛けた金額ですが、その金額が15万円に満たないときは、15万円となります。
そんなに簡単ではない
簡単に書けば、「ホップ」・「ステップ」・「ジャンプ」になる訳ですが、実はそんなに簡単ではありませんし、それなりに費用もかかります。
法人化する場合は、専門家に相談することをお勧めします。
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